キッチンカーで飲食店を開業することに決めたけれど、儲かるメニューはどのようなものなのか悩んでいる方はいらっしゃいませんか?
この記事ではキッチンカーで儲かるメニューの選び方からおすすめメニューまでを解説します。
キッチンカー開業は儲かるメニューの選び方
キッチンカーで飲食店を開業した場合に儲かるメニューの選び方のポイントを4つご紹介します。
こだわりの看板メニューを作る
まずはお店こだわりの看板メニューを作りましょう。
看板メニューは他店では食べられない独自のこだわりのメニューである必要があります。
<こだわりポイント>材料、作り方、歴史、希少性
この看板メニューがあることによって競合する他のキッチンカーとの差別化になりますし、ターゲットとするお客さまがお店を選ぶ理由にもなるためです。
看板メニューを作る際は、集客の目玉となる商品であることを頭に置いて決めることが重要です。
原価が安いメニュー
キッチンカーでの販売価格はお客様にとって値ごろ感があることも大切ですが、お店を経営する上においては利益を出さなければいけませんので、原価が安く利益率を確保できるメニューを含めることが大切です。前項のこだわりメニューの原価が安ければ理想的です。
ただ、原価が安いメニューだけでは商品価値が低く魅力のないメニューに偏ってしまうことがあるので、いくつかは原価が高くても、お客様の満足度が高い商品もそろえておく事が必要な時もあります
原価率の低いドリンクやサイドメニューなどを上手く取り入れるのがおすすめです。
がっつり系か軽食系か
流行りの食べ物を扱うYouTuberの動画を見ていると、キングサイズてボリュームのある商品で注目を集めるお店と、ヘルシーでカロリー控えめの軽食系で付加価値を付けるお店と、両極端のお店がそれぞれ流行っているのがわかります。
健康的な食生活を送りたい、けれどがっつりとした食事もしたい、という人間の矛盾したニーズが広まっていると言えるでしょう。
しかし1つの店においてそれを両方提供するのはブランディングにおいて矛盾したメッセージを発信することになりターゲットがぼやけてしまいますので、がっつり系か軽食系かはあらかじめどちらかに決めておくのが望ましいでしょう。
季節限定メニューを出す
売上を維持してリピートしてくれるターゲット顧客に飽きさせないためには、季節限定メニューを出すというのもひとつの方法です。
流行りの食材などを取り入れた少し攻めた戦略も期間限定であれば打ち出しやすく、そこでファンがついてくれると売上アップも見込めます。ただし、食材ロスが出ないように、慎重な計画が必要です
キッチンカー開業におすすめのメニュー
キッチンカーでおすすめのメニューを4種類ご紹介します。
たこ焼き
たこ焼きは原価の安い粉ものの代表格で、年齢や性別を問わず売れやすいのが特徴的と言えるでしょう。
売上と利益の両方を見込めることから、キッチンカーで儲かるメニューとして一押しです。
最近はトッピングにバリエーションをもたせて、お客様を飽きさせないようなメニューを出すお店が増えました
明太マヨ、カレー、チーズ、塩だれ、醤油、塩 etc,

クレープ
クレープはその場で焼き、トッピングをする必要があるため提供までに時間がかかりますが、デザート的なメニューになりますので、食事時間のピークタイムというのがなく、客足は比較的分散し、長時間並ぶといったことは少ないのが特徴的です。
見方を変えると時間帯を問わず売上を上げることができるので、キッチンカーでは儲かるメニューとして知られています。
ピザ
ピザはテイクアウトでは食べにくい印象がありますが、石窯を用いて実演販売をすることで顧客の興味を惹きやすく、こだわりのメニューも演出しやすいと言えます。
単価も高く数を売り上げなくても利益が確保できるため、キッチンカーでは儲かるメニューの1つです。
カレーライス
店ごとに味が差別化しやすくオペレーションが簡単なカレーライスもキッチンカーで儲かるメニューと言えます。
競合が多いのが特徴的なため、看板メニューをしっかりと作成することが大切です。

キッチンカーで儲けるポイント
キッチンカーで儲けるポイントを5つご紹介します。
提供スピードを上げる
キッチンカーの周囲ではターゲット顧客が並ぶスペースがあまり広く取れないことも想定されるため、車内でのオペレーション工程をできるだけ省き、提供までの時間を削減することが重要です。
提供スピードを上げればそれ自体がターゲット顧客の満足度アップにつながり、リピートも見込めるでしょう。
単価を上げる
キッチンカーで儲けるためにはドリンクやサイドメニューなど利益率の高い商品とメインメニューをセットで購入するようお声がけをして、少しでも客単価を上げる努力をしましょう。
忙しく厨房での作業を行う必要があるのに接客まで気を配るのは難しいことかもしれませんが、この声掛けが売上や利益の確保につながります。
仕入原価を下げる
食材の価格は常に変動しているため、相場をつかむためにも農林水産省における食品の価格動向ページには目を通しておきましょう。
週に1度行われる「食品価格動向調査」、消費者物価指数、POSデータから見た食品価格の動きが把握できます。
相場価格が理解できれば、仕入原価を下げるための交渉もしやすくなるでしょう。
参考:農林水産省「食品の価格動向」
出店する場所を確保する
キッチンカーで儲けるためには、安定して出店できる場所を確保しておきましょう。
フェスやイベントに出店して大きく稼ぐのも良いのですが、安定した売上と利益を出せる場所を過去にキッチンカーが出店していた場所や街の人通りなどから分析して、オーナーに出店交渉をしてみることをおすすめします。
食品ロスを減らす
日本における食品ロスは、1年間で約612万トン、東京ドーム5杯分にもなります。
SDGsの取組みでも食品ロスが目標として定められていることから、この問題に取り組む姿勢を見せない飲食店はターゲット顧客の印象も良くないものとなってしまうのです。
利益の確保だけではなく、社会貢献の意味でも日々の食品ロスを減らすよう努力しましょう。
まとめ
キッチンカーで儲かるメニューとは、利益率が高い商品だけを狙うのではなく看板メニュー、ターゲット顧客を惹きつけるメニュー、売上をアップさせるためのメニューなどさまざまな観点から検討する必要があるとわかりました。
ぜひこの記事も参考にして、キッチンカーでたくさんのお客さまを喜ばせるメニューを開発してみてください。