41年前に学園を卒業された松井さまはご夫婦で大阪の天神橋筋商店街でお好み焼き店を開業されました
内装工事を学園で請負った時、当時珍しかった半円形の鉄板カウンターを納品させていただきました。
場所柄(下町なので)お客様と談笑しながら焼けるカウンターが良いのではという事で製作したのですが、屋号の「まるみ」とイメージが重なり、お客様に好印象を持っていただけたと思います。
お好み焼は独自でアレンジされて、びっくりお好み焼きとして大きなお好み焼きを提供されたのも当たったようで、地元では有名な繁盛店となられました。
ご主人をなくされた後、奥様が一人できりもりされていましたが、4年前、体力の限界を感じられて、37年間営業してきたお店を閉める決断をされたそうです。
その時、東京で働いておられた孫娘の萌さんが跡を継ぐと言われたそうです。
萌さん曰く「こんなに長く続けてお客様もついて可愛がられているお店をなくすのは惜しい。自分も小さい時お店の上が自宅だったのでお店がなくなるのは寂しい」と、跡を継ぐことを決断され、全面改装して4年前新たなスタートをきられました。
お店に伺うと、地元の常連さんらしきお客様で満員でした。
お好み焼はびっくりお好み焼きと言われるだけあって、大きい!でも、生地は柔らかくふわっとしたお好み焼きなので、一人でもぺろりと食べれて美味しいのです。
軽い感じなので1枚食べてもお酒が入っていればもう少し何か食べたいなと思うくらいです。
お好み焼店は経営者が歳をとって引退するとき、後継者がいなくて閉店していくケースが多くてこのように後を継いでくれる人がいるのは珍しいケースです。
これからは萌さんが経営者として新たな歴史を作っていっていただければ学園としてもこんな嬉しいことはありません。
応援していますのでこれから先、更に創業から60年、70年というお店を目指してどうぞ頑張ってください。