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若竹学園

お好み焼き・たこ焼き・鉄板焼きで独立開業をお考えの方育成します

岩手県宮古市立赤前小学校

2012年3月11日(日)

震災1年目に被災地の小学校でお好み焼き教室

 この日は震災からちょうど1年。以前からこの日には東北地方のどこかでお好み焼きの炊き出しをやりたいと思っていたところ、チームてっぱんのメンバーでお好み焼きでんの田中さんのつながりで、宮古市立赤前小学校で慰霊祭に合わせてお好み焼きの炊き出しをすることが決まりました。
校長先生の全面的なご協力で打ち合わせを進めていくうち、小学校の子どもたちにお好み焼きの焼き方教室を開いてもらえないかということになりました。

というのも、震災以降、やはり子供達の心の傷は深く、何か非日常的な活動で少しでも気持ちが前向きになればという事だったからです。今までの炊き出しで、東北地方ではあまりお好み焼きを食べる習慣がないということはわかっていましたので、炊き出しはともかく、焼き方教室にきてくれる生徒さんがいるだろうかと不安に思いましたが、校長先生のたっての依頼で実施することになりました。

平原ではありません。山のふもとまであった家が全て
津波で流されたのです。土台が残っています。

大阪、東京からも多数のボランティアが参加

 前日の10日からチームてっぱんのメンバーの他にも、東京や大阪からたくさんのボランティアのみなさんが参加していただきました。

 当日の宮古市は雪。この時期、こんなに積もるのは珍しいとのこと。被災地の悲しみをそっと覆い隠す自然の優しさだったのかもしれません。

 学校に着いてから、午前中は家庭科教室でお好み焼き教室。午後から地震発生の時間に合わせた慰霊祭があり、その後体育館でお好み焼きの炊き出しをすることになっていました。学校の校庭には仮設住宅が建てられ、小学校の子供たちの何人かはそこで暮らしているということを聞いて心が痛みました。

初めてのお好み焼きに挑戦

40名以上の父兄、生徒さんが参加。

 お好み焼き教室は最初は保護者も入れて20名くらいと聞いていたのですが、行ってみるとなんと40名以上の参加がありました。

 佐竹会長の焼き方のデモンストレーションがあってから、皆それぞれのテーブルでホットプレートで同じように焼きます。子供たちのデモンストレーションを見つめる目は真剣そのもの。焼きあがったお好み焼きを試食してみると、その柔らかさ、ふわふわ感に皆さんびっくり。今まで食べていたのと全然違うということで驚かれました。

初めてのお好み焼き作りに挑戦。



 子供さんの中にはお好み焼きを焼いたことのない子も多くて先ほど見たデモンストレーションを思い出しながら和気あいあいと楽しい時間でした。

校長先生も、「子供たちが皆、こんなに楽しそうにしているのは久しぶりです」と目を細めて喜んでいらっしゃいました。

 自分で焼いたお好み焼きの美味しいのにびっくりする子供達や、お母さん、お父さんが嬉しそうにその様子をビデオに撮るのを見ていると、本当にお好み焼き教室を開催してよかったと思いました。


体育館での炊き出しでの感動のサプライズ

 慰霊祭の後、体育館での炊き出しが始まりました。校庭の仮設住宅の方や近所の方が来られ、NHKの「てっぱん」に出ていたのと同じお好み焼きということで、ポスターをバックに写真を撮ったり、餅つきもあったりと賑やかな会場となりました。

 焼いたのは石巻名産の牡蠣を地元の漁師さんたちから協賛いただき、大阪の豚玉とのコラボで「牡蠣・豚玉」でした。

 てっぱんのメンバーは皆慣れた手つきでどんどんお好み焼きを流れ作業で焼いていたのですが、そのとき驚くべきことが起こりました。

 午前中、お好み焼き教室で授業を受けていた小学校の子どもたちが何人も飛び込みで手伝ってくれたのです。しばらく私たちの様子を見ていたのでしょう、何も言わずにスッと入ってきて、手際よく鰹節をかける子、青のりをふる子、粉を混ぜるのを手伝う子など、私たちにとっては思いがけないことで感動してしまいました。 さらにそれを見ていた大人の人がひとりの女の子を指して「あの子は仮設住宅に住んでいて、あんな楽しそうな姿は見たことがない」というのを聞いて、チームのメンバーも思わず目頭が熱くなりました。

子供達が飛び込みで手伝いに!

大阪の元気をお好み焼きと共に東北にもっていきたい

 今回の炊き出しでは、お好み焼きが持つ癒しの力というのを再認識させられました。
確かに大阪でもお好みを食べる時は皆元気で明るいです。活気があります。お好み焼きを焼く音の中には大阪の元気が詰まっているようです。これからもお好み焼きで大阪の元気を東北地方に届けたいと思った炊き出しでした。